面白い事あったから書いていい?

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面白い事あったから書いていい?
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1437662660/

1: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
本当はオカ板に立てるべきなんだけどあそこはもう荒れ果てて今じゃ願掛け板なんだ

ここならみんな温かいしスレも落ちにくいからと思って立てたんだけど、いいかな?






2: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ばちこい


3: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
いいよ

4: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>2
>>3
感動した
じゃあ多分俺の都合もあって数日間に渡って書くと思う
宜しくお願いします


5: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
まず前置きとして知っておいて欲しい事があるんだけど、これが結構長い
なにかの片手間くらいに見てくれるとこっちも安心する

じゃあ書くね


6: 光の光速 ◆HELAUBCelc @\(^o^)/
よっしゃ、こい


9: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
まず俺には親友のKって奴がいる
そいつとは中学校の頃に出会って、ノリが似てたからすぐ意気投合したんだ
Kはそこそこイケメンでよく「モテそうだね」って言われるんだけど、Kいわく「俺はコミュ障だからモテない」らしい
そんなKも、中学2年生の時に初めて色恋に目覚めたのね


13: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
一応続ける

そのKが好きになった子は、学校のマドンナ的存在である比較的レベルの高い女子(川島海荷に似てるから次からそう呼ぶ)なんだけど、俺は多分Kの顔と性格ならいけると思ってた

でもKは勇気が出ないらしく、ちょくちょく俺に「ちょっとそれとなく俺の良いところアピールしてくれない?」とセコいやり方を頼んできた


15: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
なんで俺に頼んでくるのかというと、K自身そんなに友達がいないっていうのもあるんだけど、俺とその川島が小学校の時仲が良かったっていうのが大きい。
でも俺自体はイケメンじゃないからめっちゃ都合がいい。

そこで俺がKの為にある作戦を思い付いた。




……1回の投下の長さこのくらいでいいのかな


16: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
全然オカルト要素ないじゃん
もっと書けよ


17: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
べつにいいけど
次回へのヒキ弱っwwww


23: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>16
ごめんこれは知っておいて長い長い欲しい前置きなんだ

>>17
文才なくてすまん


19: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
発想自体は中学生そのものなんだけど、以下がその作戦の内容


①俺が川島に接近し話しかける

②話している途中に突然俺が苦しみだして倒れる

③そこへ偶然通り掛かったKが俺をおんぶして保健室まで運ぶ

④保健室のお姉さん「幸いどうもないみたいですね」

⑤この一部始終をみていた川島「K君素敵!抱いて!」


要約するとこんな感じ


20: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ワロタw


23: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
それで俺もKも「これは秀逸!」ってなって、早速次の日決行する事になった。
で当日、俺はさりげなく川島に話しかける。余裕。
いい感じに盛り上がってきた所で俺が突然餌付く。順調。川島引く。
そして見せ場、盛大に机と椅子を蹴飛ばしながらぶっ倒れる。
この後が問題だった。


24: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
こころかな?


22: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ちなみに中学は何年くらい前なの?
このあたりのエピソードはどうしても必要なのか?


27: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>22
俺が今23だから9年くらい前だよ


クラス中は大パニック。男子は「どうしたどうした」みたいな反応だし、女子はキャーキャー悲鳴を上げる。
そこでめっちゃわざとらしくKが登場して俺に駆け寄ったんだが、ここで初めて俺達のミスに気付いた。

Kは俺をおんぶ出来なかった。
目の前で俺の二の腕を触りながらオロオロしていた。
倒れてる人をだき抱えておんぶなんて中学生には無理だったんだ。
そのままクラスの女子の誰かが呼んだ先生に運ばれて俺は保健室へ連れていかれた。

結果的にKは、倒れた俺に不自然に駆け寄って俺の二の腕を執拗に触っただけだった。


26: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
わくわくどきどき


29: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
面白い支援


30: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
保健室に連れていかれた俺は、「本当に大丈夫ですから……」という心からの本音も聞き入れて貰えずそのまま病院に搬送される事になった。

病院での診断の結果は言わずもがな。

しかし作戦失敗と思われたこの一連の行動が、川島とKの関係を大きく変えることになった。


なんでも川島の目にはKは、「友達思いのガチいい奴」に見えたらしい。俺を本気で持ち上げられないもんだから焦っていたのを、親友が倒れて本気で心配していた風に捉えたみたいだった。


32: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
おお、とんだ大事になったけども結果オーライww


33: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
そこからKへの誤解は良い意味で解かれないまま、2人の距離はグッと縮まっていった。
中学3年生になった頃には、俺とKと川島は三人でつるむのが当たり前になっていた。
Kからすれば想い人が毎日近くにいるのに告白できないんだから、地獄なのか天国なのか分かったもんじゃないけどね。


それでここまでも結構重要だったんだけど、こっからが前置きのミソ。


34: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
中学3年の夏休みの出来事なんだけど、夏祭りを控えた俺達はwktkしながら祭り当日の予定を練っていた。
3人とも結構先に計画を決めないと気が済まない性格で、まだ2週間もあるのにもう心の中は完全にお祭り気分だった。

そんなある日、川島がいないところでKが俺にぶっちゃけた話をしてくれた。
内容としては、祭り当日に川島に告白するからお前に協力してほしい、とのことだった。

俺は正直言うとショックだった。


35: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ワクワク


36: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
俺としてはもうこのまま3人友達で居たかったなっていうのが大きかった。
もしKが上手くいって川島と付き合う事になったら俺独りぼっちになるしね。
でもKはそこまで気が回ってなかったったぽい。

俺も友達の誘いは無下に出来ないし、半分無理やり割り切ってOKした。
Kの凄く満足そうな顔が少し憎く感じて、俺はちょっと自己嫌悪に陥った。


そしてまた俺考案の作戦が始まる。


37: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
なるほど


38: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
作戦の内容は以下の通り
なお今回は、俺の従兄弟で別の中学校に通ってるS君に協力を依頼した。
※ちなみにS君はガッチリ系の一見怖いクソガキです。


①3人で祭りに行く

②俺がトイレを我慢出来なくなって2人を残して大便に行く

③S君登場。「なんだてめぇらイチャイチャしやがって」と2人に絡む

④K「やめろよ!」と果敢に対抗する

⑤S「あんだとコラァ」と川島に触ろうとする

⑥Kが鬼の形相にかわりSの胸ぐらを掴む「いいから失せろ(イケボ)」


⑦S「ひぇーこりゃ参った」




ガチでこれをやろうとしてた。不良漫画の読み過ぎ。


39: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
序盤で俺がトイレに立つ設定にしたのは、川島がKに惚れる瞬間を見たく無かったから。
KとSは祭りの1週間前から顔合わせをして、リアリティを出す為に綿密にリハーサルをしていた。

しかし俺の作戦はいつも上手く行かない。


祭り当日の夜、夜店の活気が満ちた提灯街道の中、3人でたこ焼きを買ったり射的をしたり楽しい思い出を作っていた。


40: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
頃合いを見計らって俺が行動に出る。

最高にさりげなく「あーちょっと腹痛いからトイレいくわー」と言う俺。
もうこれで去れば俺の出番終了のはずだった。Kもワクワクした顔で俺を見つめる。
しかし川島はまるで俺達の想定外の一言を言い放った。

「あ、私も行きたかったー。ちょっと待っててK」

焦った。「いやじゃあ川島お先にどうぞ」とは言えなかったし、かといって「やっぱ俺う○こ引っ込んだわ」とも言えない。

完全に手詰まり状態。
今考えれば俺と川島がトイレに行って、川島が先に出てくるのをひたすら待てばいいんだけど、この時の俺達は気が動転していた。

俺は不自然に携帯を取り出してSにメールを打った。

「今来て!もう今でいいから来て!」


42: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
直後Sが2人のお友達を引き連れて登場。

Sも動揺しているらしく、台本通りやっていいの?という顔をしてた。
でもKはやる気満々だった。

↓セリフは脚色あるがその時の状況


S「おーお前らイチャイチャしやがって」←この時点でもうおかしい

川島「?」

K「なんだよお前ら関係ないだろ!」

俺(無言で頷く)

S「なんだよてめぇ……」

K「……」

S「」

K「」

S「」←流れを忘れる


43: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
沈黙

S「」←さり気なくゆっくりと川島に手を掛けようとする


川島「えっ」←ちょっと避ける

俺「ぉぃぉぃ……」

K「やめろ」←Sの手をはたく

S「あ……」

K「いいから失せr……」

S「なんだよてめぇら、あっ……」

S「」←去る


44: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
やばいお前らん
自分的にめっちゃ良いところだけどちょっと今夜はもう書けそうにない

勝手言ってすまん
明日の朝10時頃には書けるかも
仕事は?って思うかもしれんが察してくれ

まじですまんな


45: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ちゃんと全部書ききってくれるならいつでも構わんよ


46: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>45
ありがとう、全部書き切るよ


47: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
なんだろう…心が暖かくなったよ


48: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
がんばれ おやすみ


49: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
作戦グダグダすぎワロタ
待ってるよー おやすみ


50: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
おれは良スレ

追いかけたい
書き続けてくれ


54: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
10時になりましたので続きを書きたいと思います。見て下さってる方ありがとうございます。
では続きを


この時Sの引き連れた2人は死んだ顔でただただ遠くを見ていました。
またも失敗した俺の作戦ですが、それとは全く無関係な形で事は起こりました。
それは祭りが終わって、帰り道を歩いている時の事でした。俺と川島は家の方向が同じなので、Kとは途中で別れて2人で帰っていました。
寂れた住宅街はすっかり暗くなっていて、花火の焦げた匂いと太鼓の余韻だけが辺りを漂っていました。

そんな風情ある家路の途中で、俺は川島に告白されたのです。


55: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
レス見返してみたらですます調じゃなくてわろた
自分は>>1の代理ですが、「俺」と書いたら>>1の事だと思ってください。
一応酉付けときます。

俺はかなり悩みましたが、川島の告白をお断りしました。
理由はKに悪いからというのもありますが、それ以上に3人の仲がこれ以上拗れるのを嫌ったのが大きいです。

しかし俺は断った挙句、川島にとってはかなり酷な事を言いました。
自分は恋人のような関係になるつもりはないしずっと友達のままでいたいから、その感情は封印してまたこれからも楽しく遊ぼう、と。


56: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
おお


57: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
限りなく>>1の目線で書いているつもりですが、多少感情には誤りがあるかも知れないのでご了承ください。


しかし川島が俺を好いていたとは夢にも思っていませんでした。
川島に聞いた話によると、Kが川島に想いを寄せていた事も知っていたそうです。

その日から3人の仲がギクシャクしだしたのは言うまでもありません。
しかし間もなく不可解な事が起こり始めました。
Kが川島の事を避けるようになったのです。
初めは川島が俺に告白した事を知られたのかと思いましたが、どうやらそうではないみたいでした。「嫌っている」というよりは「怖がっている」といった態度なのです。


58: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
3人で遊ぶ期待も徐々に減っていき、そのまま高校受験のシーズンになってしまいました。

俺がKにそれとなく聞いた時がありました。どうして川島の事を避けるの?と。しかしKは「別になんでもない」の一点張りで、とうとう事情を話す事はありませんでした。

冬には3人とも別々の志望校に合格する為に、勉強漬けの日々でした。
そのまま3人は高校に合格し、連絡先を残したままそれぞれの道に歩む事になったのです。


60: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
まじでこころみたいな書き方になっててワロタ


61: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>5で言ってた前置きはおそらくここまでだと思います。
次から一気に今年の出来事に入るのですが、少し複雑なので書く順序を整理する為に時間を頂ければと思います。

大体昼頃には再開します。


62: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ふむ


64: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
読んでる。頑張って。


65: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ここからオカ要素来るのかな? どきどき


68: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
長い間待たせてすまんこ
代理じゃない方の>>1です
酉つけるって手があったか……
みんな支援ありがとうやっぱびっぷらクオリティ高いわ

まとまったから月ごとにストーリー仕立てで書いてく


70: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
まずは四月


俺は特殊な仕事についたもんで、ほぼ毎日家に閉じこもって不健康な生活を送ってた。大学も中退した俺は落ちぶれて髪も髭もボサボサで見た目は完全にホームレスだった。

ある日、ここ最近全く鳴ってなかったラインの通知が届いた。内容は久しぶりに飲もうぜみたいな感じだったけど、ニュアンス的には「会って話したい事がある」ようだった。


71: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
あ、書いてなかったけどKからね


72: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
俺ぶっちゃけ病気持ちだからあんまり酒とか飲んだらいけないんだけど、久し振りだしいいかなと思ってOKした。
俺は急いで髭を剃り美容室に行って髪も整えて出来る限り身だしなみを整えた。

後日夜、久々に来た繁華街の居酒屋の前でKが来るのを待っていた。
少し待って現れたKの顔面は、痣と切り傷まみれだった。


73: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
お前どうしたのその顔って言ったら、何でもないってはぐらかされた。どうでもいいけどこの時ちょっと中学3年の時を思い出した。


居酒屋では他愛もない昔話で盛り上がってたけど、暫く話した後予想通り神妙な顔でKが俺に話題を持ち掛けてきた。

以下その時の会話

K「お前最近変わった事ない?」

俺「いやー俺の人生全然進展ない」

K「いやそうじゃなくて、変な事なかった?」

俺「何怖い話?」

K「怖いっちゃ怖いんだけど、お前最近川島に会った?」


74: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
俺「……川島?中学の時以来会ってないよ」

K「そう……」

俺「何意味わからんのだけど何かあったの?」

K「いや……うーん……」

俺「めっちゃモヤモヤ溜まるわそれ。今日寝れんから教えて」

K「川島から変なラインが来る」

俺「えっ、どんな?見せて」


実際川島と会ってないっていうのは嘘なんだけど、複雑になるからそれは後で話す。


75: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
川島からのラインを見た時はちょっと寒気がした。

内容を書くと

「何で私が思った」
「もう亀をいじめないで」
「帰って来ないで」

とか、わざとやってんじゃないかと思うくらい意味不明だった。
俺は、これは完全にやばいやつだから無視した方がいいってKに言った。
Kは悲しそうな顔で分かったって呟いてた。

しかしKも災難だなと思った。昔好きだった相手が久し振りにしてきたラインがこんなキチガイ感あふれる内容なんだからたまらん。

とりあえずその日は、しけた雰囲気をまた昔話で盛り上げてそのまま何事もなかったように帰った。


76: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
しかしその数日後、まさかの俺に川島からラインが来た。
「Kと俺と私の3人で肝試しに行こう」って内容だった。

俺はすぐにKに「お前川島と肝試し行く約束したの?」って連絡した。
そしたらKの話によると、

本当はラインを無視し続けたかったんだけど余りにいたたまれなくなって「ちょっと直接話そう」と連絡したらしい。そしたら川島から「肝試しならいいよ」的な返信が来たので、まあ会えるならそれでもいいやと思いOKしたらしい。俺もついてくとは知らなかったとの事。

俺は正直行きたくなかったけど、かと言って2人で行っても危なそうだから結局参加する事にした。


77: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ほう


78: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
やばい胃がむかついて吐きそうだ……
夜6時集合……


79: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
がんばれいち!

あさげになってるよ


85: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>1大丈夫かな…


89: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
約束の時間をこんなに過ぎたのに罵倒もなく心配までさせてしまい、本当に申し訳ありません。
>>1は今具合が悪いので書けませんが、代わりに私が書かせて頂きます。

ここまで待たせてしまったのに恐縮ですが、書き込みは深夜0時頃になりそうです。

本当にご迷惑お掛けします。


90: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>89
1大丈夫?
お大事にとお伝え下さいな


91: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
興味深く見てたんだが、代理とか出てきて一気に胡散臭くなったな


92: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
無理すんなよとお伝えください(´・ω・`)


93: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
大丈夫か? お大事にな~ 0時頃には寝てるけど明日まであるといいな


94: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
やばい興奮してきた


95: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>89
川島さんですか?


96: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>95
おなじことおもった


97: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>95
>>96
今から寝るんだから怖いこと言うなよ・・・


100: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>97
お前のうしろじゃー!!!


98: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
むしろKさんじゃないの?


99: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
川島もう死んでたんだろ


101: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
ご心配ありがとうございます
確かに胡散臭い笑
川島さんじゃないですよ、1の代理です。

夜は長く書けそうなので、独りでもつらつらと投下していきたいと思います。
それでは続きです。


104: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
肝試し当日、川島より先にKと会った俺は少し話をしました。

内容は、
・川島は実家暮らしなんだからKが心配しなくても本当にヤバければ親がなんとかしてくれるしあまり干渉する必要の無いこと
・川島は完全にイってると思うからコミュニケーションには十分細心の注意をはらうこと
の二点です。

K自身もそれくらい分かっているとは思いますが、一応釘をさしておこうと思い言いました。


105: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
今語ってるのはつい最近の話?だよな?


107: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>105
そうですね。四月の話ですから約3ヶ月前です。


しかし事の重大さとは裏腹に、暫くして現れた川島にはなんの異常も見られませんでした。
久し振りに会ったねと普通に話し、普通に昔の話をして盛り上がりました。

Kはすっかり安心したようでしたが、俺はむしろ危ないと思いました。

あんなに危険なラインを送っておいて、いざ会えば普通。このギャップが怖くていつ精神が爆発してもおかしくない、と気が気じゃありませんでした。


108: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
一番気を付けるべきは、肝試しをする場所です。もしかしたら変な所に連れていかれて、俺とKに危害が及ぶかも知れません。
俺はそれとなく川島に「今日どこ行くの?」と聞きました。川島は「うーん、廃屋?みたいなところ」とだけ答えて、その会話をきっかけに歩きだしました。

道中、会話が無くなった俺達は、川島の後に続いて俺とKが歩く形でひたすら廃屋を目指していました。
その間、Kがやたらと俺に話しかけて来ました。


110: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
文章だけで伝えられる自信が無いので、以下そのやりとり

K「川島って俺を脅かそうとしてふざけてあんなライン送ったのかもね」

俺「いや、分からんよ。言いたくは無いけどこういうタイプが一番危ない。通報の準備はしといた方がいいかも」

K「そうか……。最近何かあった?」

俺「なんで?何も無いよ」

K「そう。いやただ話題振っただけ」

俺「あぁ」

K「そういえば俺、顔の傷だいぶ治ってきたわ」


111: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
俺「それ誰にやられたの?自分で?」

K「……ちょっとね」

俺「ハードボイルド感出すなよ」

K「まぁあれですよ、喧嘩ってやつですよ」

俺「お前サラリーマンのくせにどんな危ない仕事してんだよ」

K「……ふふん」

書いてて思いましたが、Kは大学を卒業した後、文具関係の中小企業に就職しました。


112: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
Kも大概怖い


113: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
あ、時間帯も忘れていました。夜、月が頭上の真上に来るくらいの深夜です。それで、歩いているところは静かな田舎の道です。


やたらと俺に話し掛けてくるところを見ると、Kも自分で言っている程安心しきってはいないようでした。
そうこうしているうちに、目的の廃屋に着きました。外観的にはザ・廃屋という感じで、外壁には蔦が這い回り、ところどころ崩れた部分やクモの巣が目立つ古い日本家屋です。

俺とKは家の前に来た時点でビビリまくっていましたが、川島は「さあおいで」と言わんばかりにすたすた玄関に歩いていきました。

それを見てあぁやっぱり川島は正常では無いんだなと、改めて痛感しました。


114: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
玄関を開けると、畳のい草の香りが漂ってきて、それと一緒になって焦げたような臭いもしてきました。

俺は耐えられなくなり、思い切って川島に「ここってなんなの?」と聞いてみました。
川島は、「廃墟」とだけ答えて興味深そうに家の中を眺めていました。正に上の空といった感じで。

Kも深夜にヤバイ奴と一緒に肝試しというとんでもない状況をやっと実感したようで、うっすら冷や汗をかいていました。


115: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
家の中の雰囲気はどこか異様なのに、その違和感の正体が掴めないのです。
台所兼食卓のような部屋には、コンロに置いたままのフライパンや、置き方が荒々しいテーブルの上の食器、中がホコリだらけの水槽などがそのまま残っていました。

時々、静かだから異様に大きく聞こえる床の音にビクビクしながら、3人はある和室へと辿り着きました。


116: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
広々としていて殆ど何も無い、綺麗に空いた和室でした。
奥には掛け軸が飾ってあり、よくは知りませんが江戸時代の女性の絵が描かれていました。絵の中の人と目が合っているような気がしてよくは見ていません。
不気味ではありましたがその和室には、今までと違って見るからにおかしな物がありました。

部屋の真ん中にぽつんと、新聞紙が丸めてあるのです。


117: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
KOWAI


118: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


119: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
俺はそれが只の新聞紙では無いような気がして、一気に悪寒がはしりました。Kも恐らくそうだったのでしょう。すこしの間その場を動けませんでした。

しかし川島は淡々と新聞紙の前に歩み寄り、振り返って「ねえ見て」と言うのです。
俺はちょっと待ってと言い、スマホを開きすぐに110番が出来るようにしてから、恐る恐る近付きました。
Kも俺の後ろをそっとついていきました。

近くで見る新聞紙には、目に見える異常は有りませんでしたが、そこに書かれている記事一つ一つが不気味に感じられました。
川島はちょっと眺めたあと、あろうことかその新聞紙を広げようとしました。


120: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
こわ


121: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
やばいやつ


122: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
反射的に「待って!」とKが声をあげました。虫の鳴き声すら聞こえない空間の中でいきなり大きな声を出すので、俺はそろそろ漏らしそうでした。

すこし間をおいてKはぼそりと「俺が開ける」と言いました。
確かに川島が開けるよりは安心でしたが、俺は依然すぐ逃げる準備をしていました。

川島は仕方ないなという風に新聞紙から手を離し、どうぞといったジェスチャーをしました。

その川島の顔がすこしニヤついていて、ガチで来なければ良かったと今更ながらに後悔しました。


123: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
Kは震えた手で新聞紙に手をかけました。今思えばこの時の「この新聞紙を開けなければならない」という空気は異常でした。

ゆっくりカサカサと音を立てながらKは、新聞紙を開けきりました。勢いよく開けた訳でも無いのに、俺は何故か身震いしました。


中から出てきたのは只の封筒でした。


勢いづいて来たのか早く終わらせたかったのか、Kは迷いなくその封筒を開けました。
その中には、手紙と思わしき物と1枚の写真が入っていました。


124: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ゾクゾクする


125: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
写真だと気付いた瞬間、Kは裏返して見えないようにしました。多分俺でもそうしていたと思います。

「もうなんなんだよ……」とKは泣きそうになっていました。川島はまだニヤついていました。
誰かがもうやめようと言えばそこで終われたのかも知れません。
しかしKはその手紙を震える声で読み始めました。

次のレスにその内容を書きます。人物名が出てきますが、全てフェイクですので本当に書いてあったやつではありません。


126: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
期待


127: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
普通、代理ならどんな関係か明かすもんだが
最終的なオチに関わるネタバレになるのか?


130: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>127
私は1の友人です

私、島崎洋子は、全ての人が幸せであれば良いと願っただけなのです。
しかし、誰かがそれを許さないのです。自分の幸せの為だけに、血の匂いも気にしないただの野獣へと変わり果ててしまったのです。

私は、覚悟しています。死ぬ事は怖いですが、佳苗を守る為ならどのような苦痛も受け入れる覚悟です。この家には人の皮を被った殺人鬼がいます。
彼が捕まる事はありません。彼は私達の命を人質にして、私達の命を奪います。
主人は気が狂ってしまったので佳苗を守れるのは私しかいません。
お父様、どうか主人を殺して下さい。
この手紙が届いたならすぐに迎えに来てください。



以上。こうして見ると詩人だなと思います。内容は、俺がこの手紙を保管しているので間違いありません。


132: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
意味わかんなくてこえーよ


134: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
Kは後半、完全に泣きながら読んでいました。
手紙を読んでいくうちに川島がぼそぼそと呟きはじめ、最後の方には普通の声量で喋っていました。その内容は手紙の文句とそっくりそのまま同じでした。

俺達はかなりやばいところに来て、かなりやばい事をしてしまいました。

手紙を読み終えたKに、何故か俺は手紙を渡すよう要求しました。
その後は何事も無かったかのように3人で廃屋を出て、普通に解散しました。その時にはもう川島は普通に戻っていました。

俺はその夜電気を付けて寝ました。


145: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
そこまで症状が酷いにもかかわらず、精神病棟に入院してない川島に驚愕だわ


147: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>145
多分周りの人が認知できないところで症状が出ていたんでょうね。
親も気付いていなかったんだと思います。


136: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
ここまでが四月の話です。

少し話全体に関わる話をすると、ここ数ヶ月で2つの出来事が起こったのです。その二つをごっちゃにすると複雑になるので分けて書いています。

その二つというのは
・今話している島崎家に関する話
・まだ書いていないもう一つの話
です。

前者は、四月→六月→七月と続き
後者は、一月→二月→三月→七月

となります。次の六月の話ですが、長いですが今夜書いたほうが良いでしょうか。もしかしたら途中で終わってしまうかもしれません。


137: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
書けるんであればお願いしたい


138: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
続きが気になってしょうがない!


139: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
なんか嬉しいですね、話を聞いて頂いて。ではお言葉に甘えて続きの六月を書きまする。


140: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
書いて欲しいけど無理すんな


141: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>140
ありがとうございます

では六月の話


俺は2ヶ月前に起こった事が忘れられずにいました。あの手紙を貰ったのは、自分の中のモヤモヤをすっきりと解決したかったからだと思います。

仕事が一段落してはネットで名前を検索し、キーワードで真相を探ったりしていました。何の事件があったのか、それはちゃんと良い方向に終息したのか、それを知りたくて必死に調べていました。


143: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
その結果分かったのは以下の意外な事実でした。
・まず家族惨殺事件などは無く、起こっていたのは一つの殺人事件
・殺されたのは島崎拓也。この家の主人らしい
・逮捕されたのは島崎洋子

ネットで探しただけでこれだけの収穫を得られたのは幸いでしたが、どうも謎が残ります。
・主人である島崎拓也には、何の前科も無いのか
・なぜ島崎洋子の父に送られた手紙があんなところにあるのか
・島崎洋子の父ではなく島崎洋子が殺したのは何故なのか

三つ目は、夫に殺されそうで仕方なく自分でやったとも考えられますが、残りの2つがどうしても気になります。

そこで俺は思い切って行動にでました。


144: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
おかしくなってしまった川島が何か知っているのではないか?
そう思い、川島に連絡をとってみました。「ちょっと会わない?」と聞いてみると、あっさり快諾してくれました。

喫茶店で話をする約束をし、俺はKにも連絡しました。きっとKもこの前の事をずっと引きずっているだろうと思って誘ったのですが、残念な事にKには断られました。

何か真相が分かれば後からKに伝えてやればいいかと思い、その時はこちらもあまりしつこく誘いませんでした。


146: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
喫茶店で会う当日、俺は検索して得た様々な事件に関するコピーを持って、家を後にしました。

喫茶店に着くと、クーラーが効いた涼しい店内で既に川島は待っていました。そろそろ夏だからか生地の薄いワンピースを着ていて爽やかな出で立ちでしたが、川島の顔はやつれていました。

以下またもや自信がないのでその時の会話だけ


俺「久しぶり!」

川島「うん……久しぶり」

俺「あっついね、もう夏だしね。それ(ワンピース)どこで買ったの?」

川島「それ前も聞いたよね?」

俺「そうだっけ笑」

川島「しまむら」

俺「しまむらか……」


この前の肝試しの時に聞いたのかもしれません。
川島は庶民派でした。


148: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
一通り雑談した後

俺「ところでこの前のさ……」

川島「うん?」

俺「あの……肝試し?行った時の事覚えてる?」

川島「覚えてるよ。あの時はごめん」

俺「えっ全部覚えてるの?最初から最後まで?」

川島「うんあれ実は驚かそうと思ってやったんだけど、ネタバレのタイミング掴めなくて笑」

俺「いや嘘じゃん。じゃあなんで手紙の内容知ってたの?」

川島「あぁ……あれは少し前に明るい内に下見して読んだの」


151: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
俺「だからなんで嘘つくの?あの新聞紙ホコリかぶってたじゃん。それに肝試しだってKから会おうって誘われなきゃやってなかっただろ?」

川島「うーん……」

俺「ごめん本当に知りたいんだけどさ、何を隠してるの?」

川島「ちょっと、今は無理……」

俺「えぇ……うーん……そんな言えない事なのか……。じゃあいつなら言えそう?」

川島「分からないけど、私の心の準備が出来てから……。そこまで言うなら1ヶ月後には言うけど、怒らないでね……」

俺「俺が怒るってなんだよ……。気になって夜しか眠れんわ……」


152: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
ホコリかぶってたって言うのは完全にブラフで、川島が嘘をついているっぽいので言いました。
川島が言う、俺が怒るというのが不可解で、その日は8時間しか眠れませんでした。

その後、事故報告としてKに相談しました。事件の事に関しては収穫は無かったけど、川島は完全に何か知っていたと。しかしKは素っ気ない態度で「そう……」と返事してきました。

この時はじめて、多分Kはあの事をもう忘れたいんだなと気付きました。


154: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
その後、俺は太陽がしっかり出ている時間にもう一度あの廃屋に行ってみる事にしました。
昼なら近くに人の家もあるし、一人でも行けそうだと思ったからです。

ここまで来ればもう単なる好奇心ですが、無性にあの家の隅々まで見て回りたくてしょうがなかったのです。


しっかり支度をして家の前までくると、若干雰囲気はあるもののやはり昼はただの古い日本家屋という感じでした。
軋む玄関をそっと開けて中に足を踏み入れると、あの独特の臭いが鼻を刺激しました。


158: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
俺はふと、この臭いの正体を突き止めようと思いました。

この異臭は多分何かが燃えた後の灰の臭いなので、押し入れから死体が……なんて事は無いだろうと踏んだのです。

例の和室は昼でも怖いので極力避け、家の中を鼻歌を歌いながら探索しました。勿論恐怖を紛らわす為ですが、自分の声も響くとなかなか怖い事に気付いて途中からは辞めました。

ある程度探した後、台所に足を踏み入れました。


159: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
なんかふと疑問に思った点がすごい確信ついてそうで聞くに聞けない


161: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>159
もしかしたら貴方が思っている事が正しいかも知れないので、出来れば言わないでいて欲しいです。
私も私の目的があって>>1の代理をつとめてますので。


162: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>161
おう、すまん、楽しみにしてるから
無理だけはしないで


165: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>162
ありがとうございます


160: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
台所にあるコンロに何かあるかもしれない。よく考えれば、家の中で燃やすといえばコンロかストーブくらいしかありません。
今更それに気付くと、俺はコンロの周りをくまなく探しました。
食器棚からテーブルの裏まで焦げた後を探しましたが、結果それらしきものは見当たりませんでした。

ふと横を見ると、水槽がありました。
何故かそれを見た途端、体が雷に打たれたように衝撃が走りました。


163: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
水槽には深さ10cm程度しか水が入っていませんでした。その横には土で陸が作られています。
何故なのでしょう?魚を入れるには浅すぎますし、そもそも陸は要りません。

この浅さで飼う生き物として、俺は最初に亀を思い浮かべたのです。

それと同時に、川島がKに送った「もう亀をいじめないで」の文章も。


164: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
こじつけと言えばそれでお終いですが、この異様な廃屋の台所でそれを思い付けば、嫌でもそれが真実のように思えてしまいます。
俺は怯えながら足早にその家を去りました。


家に帰って俺はずっと悩んでいました。この妄想をどう自分の中で消化するのか。

仮にこれが偶然の一致では無いとしたら、と妄想はどんどん広がっていきました。


166: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
仮にこの妄想が重要な事だとしたら、それはこういう事になります。

・島崎家では亀を飼っていたが、誰かが亀を虐待していた。
・川島は何故かその事実を知っていて、しかもそれに異常に感情移入している。
・オカルト的に言えば川島は、島崎家の誰かに乗り移られている。

しかしそれをどうしてKに送ったのかだけがいまいち分かりませんでした。
結局、川島が真実を話してくれるまで俺は悶々と妄想を膨らませるしかありませんでした。


167: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
長くなるかと思いましたが意外と短く収まりました。六月は以上です。
六月はあまりオカルト要素無くて申し訳無いです。先に書けばよかったですね。

次の七月は明日の昼か夜に書こうと思うのですが、どっちの方が良いでしょうか……


168: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
都合のいい時間で頼んます
できれば早く見たいけどな


169: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
お疲れ様
都合とかあるだろうし書ける時に随時投下していってくれればいいと思うよ
個人的には昼から読みたいけどww


170: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
では先もまだあるし早く消化させようと思うので昼に書くことにします。
目安としては1時ごろくらいに。

今夜は遅くまで読んで頂いてありがとうございました。


171: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>170
お疲れこちらこそありがとう
また楽しみにしてるぜ


172: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
続きよろしく!


173: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
面白い
頑張って続き書いて欲しい


176: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
代理ってのが一番謎だけど最後にはその辺明かしてくれると思ってていいのかな
続き待ってます


177: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>176
確かに
そこに期待


178: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
代理っていうのは何となくこうなんだろうなっていう予想はつくんだけど、
それが合ってるかどうかが判明するのが楽しみだ
続き待ってるよ!


179: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
お前ら昨日はほんとすまんこ
心配してくれてマジでありがとう
そしてもうここまで行ったのか……
話全体の説明助かる

っていうかびっぷらの皆の推理力やべぇw

じゃあ次から七月書いてきます


181: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
七月の話


俺はある事を忘れているのに気付き、迷ってた。あの家の封筒の中に入ってあった写真が見当たらない。
きっとKが和室で落として放置されてるんだろうけど、明らかにやばそうなのが写ってそうだし、またあの廃屋に行くのもちょっと躊躇った。

俺はS(>>38で書いた、見た目DQNのDQN)と今月会う約束もしてたし、その時にちょっとSに相談して、一緒に付いてきてもらうよう頼む事にした。

ちなみにSは今、建築関係の仕事をしてる。


182: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
俺も友達って言ったらせいぜい川島かKかSかしかいないからね。書いてて悲しくなってきた。

それで当日、六月に川島とも会った喫茶店でSと会った。地元ではお話=この喫茶店なので。


で、まあ色々話した後、例の廃屋の話を持ち掛けた。俺はまあ予想はしてたけど、Sは猛烈に反対してきた。

お前らの友達にもいない?なんか不良っぽい人は大概霊感があるみたいで、Sもその一人だったのね。
S曰く「そういう長年誰も踏み入れなかった場所は負の感情が蓄積されまくってるから、あんまり関わらない方がいい」との事。

それでも川島がやばくなったのに関係があるかも知れないから、どうしても知りたいって言ったら渋々了承してくれた。


183: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
三回目なので比較的慣れた感じで、俺はSを先導して廃屋に向かった。
家の前に来ると案の定Sは「ここやべえ……」と呟いてた。

中に入ると、「あぁ……あっち駄目だわ、もしかしてあっち?」と和室のある方向を指さして言った。流石だなと思って感心しながら「そう!」って言ったら軽く殴られた。

途中で「台所と和室がツートップだな……」とか呟いてた。もうすげぇとしか思えなかった。


184: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
和室に入ると、部屋の真ん中には新聞紙が丸めてあった。昼でも若干怖い。

で、そのすぐ横にぽつんと、裏返った写真が落ちてた。俺はまずSに見て欲しいと言った。Sも自分がこの為に来たと知ってたんだろう、分かったって言っておもむろに写真を拾ってそれを見た。

Sがすぐに「うわぁ……」って言ったから俺は「何?心霊的な写真?」って聞いたら、「いや、見た目はただの家族写真」って言うので恐る恐る近付いて見た。

そこに写っていたのは、父親、母親、娘と思わしき3人が、両親が娘を挟むようにして立っている、本当にただの家族写真だった。


185: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
カラーで写っているけどどこか昭和の香りがする、仲のよさそうな家族の微笑ましい光景だった。

俺はSにどこがやばいのか聞いた。
Sは「いや、もう念がやばい」とめっちゃ胡散臭い言い方で答えてくれた。
具体的に誰がやばいのか聞くと、Sは母親を指差してこいつと答えた。
まあ確かに、あんなに切羽詰まった手紙を書くくらいだから、念はやばいだろうなと思った。

俺は次に「じゃあこの人は?」と父親を指さした。するとSは意外な回答を口にした。


「いや、この人は普通」


186: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
は?と思った。それはおかしい。
だけどSがやばくないって言うんだからやばくないのか……。多少過信し過ぎかもしれないけど、今までのSをみると信じざるを得なかった。

でも辻褄が合わない。それを無理やり合わせるには考え方は一つしか無かった。
お察しのとおり、母親が狂っていたという事。

でもどうして母親は狂ったのか、それは俺の乏しい想像力ではちょっと考えられなかった。
Sから、とにかくやばいから目的終わったし早く出るぞと言われたので、結局その日は疑問が残ったまま帰ることになった。


187: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
後日、ついに川島から連絡が来た。事の真相を全部話してくれるらしい。
俺は待ってましたとばかりに支度をして、川島の指定した場所に急ぎ足で行った。

そこは、中学生時代に通っていた、廃校になった母校だった。

俺が意味深な場所チョイスに疑問を持ちながらも向かうと、そこには既に例のワンピースを来た川島が待っていた。
俺は一瞬どうしてここなのかと聞きそうになったけど、川島にも話す順序はあるだろうしと思い、やめた。

俺と川島は一言二言挨拶みたいな事を話してすぐに学校に入った。世間話をするような空気では無かった。


188: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
裏口から校舎に入ると、懐かしい木の香り。嗅覚は記憶と直結してるって聞いた事があるけどその通りだった。

中学校時代の色々な思い出、Kと友達になった事、俺が盛大にぶっ倒れた事、川島とKと3人でこっそり屋上に出た事、学校休んだのに出席扱いになっててKが何故か不敵に笑った事……。

色々な思い出の中を漂ってたけど、今はそんな場合じゃないと気を取り直して川島についていった。

今思えば、どうしてそんなに真実を知りたかったのか分からない。知っても何か得する訳じゃないのにね。


189: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
ある教室に着いた。
そこは中学3年に上がった時、初めて3人が同じクラスに揃った場所だった。
でもその時は既に3人はぎこちない関係になってて、あまり話す事も無かったんだよな思うと胸が痛くなった。

川島が綺麗に並んだ机を撫でながら、「嬉しかったな……告白されたの」と小さく呟いた。
俺はこの時初めて本気の独り言を見た。
まあそれはどうでもいいんだけど、俺はこの時初めて、Kは実は川島にちゃんと告白したんじゃないかと思った。
だけどそれで振られて、気まずいから川島を避けるよになったんじゃないかと。
俺は気になって聞いてみた。
「告白って……Kにされたの?」

川島は俺の顔を見て、少し遠くを見ながら笑った。その無言の返事に、俺のこの想像は確信に変わった。


190: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
なんだ……じゃあどうせ崩れる関係だったのか。だったらあの時、川島に告白された時、OKしておけば良かった。
そんな汚い考えが俺の中に渦巻いていた。

その内抑えきれなくなって、もう俺が声に出すというその時に、川島は突然ひどくよく通る声で喋り始めた。


「中学3年の秋の話をするね」


193: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
七月の話はまだ終わってないけど、今からその川島の中学3年の頃の話をします。



川島には仲のいい女友達が2人居た。まあ全然重要な人物じゃないから、AちゃんとBちゃんって書くね。
その二人は大のオカルト好きで、暇さえあれば怖い話や廃墟巡りの話で盛り上がっていたらしい。
ていうかもう既に何箇所か実際に行くぐらい熱心だった。

普段はオカルトが嫌いな川島を気遣って廃墟巡りには誘わなかったんだけど、ある日勢いで誘ってみたらしい。
川島も、初めて誘ってくれたのが嬉しくて、二つ返事でOKしてしまった。


194: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
まあ流れを見ればすぐ察したと思うんだけど、その廃墟っていうのが例のあの廃屋なのね。


3人は懐中電灯やビデオカメラを持って準備万端でそこに向かった。
深夜の廃屋はやっぱりちびる程怖い。AとBは出発前こそワクワクした感じだったのに、家を前にすると途端に黙りだした。

忍び足で玄関に近付いて表札を見ると、

島崎拓也
洋子
佳苗

と書いてあったらしい。



……因みに俺達が言った時には表札はもう無かった。


195: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
まだ日中なのに幽霊出そうな気がして周り見渡しちゃう


196: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
「じゃあ入ろうか……」と誰がいうでもなくそんな雰囲気になり、Aちゃんが先導で玄関を開いた。

外の月明かりからも遮断された室内は、想像以上に真っ暗だった。
Bが近くにあった新聞立てから新聞をとり、筒状に丸めて「これで幽霊たたく!」とか言ってたらしい。多分Bは実際は怖がりだったと見た。

一通り家の中を探索した。勿論台所も和室も探したけど、雰囲気はあるものの何も面白い事は起きなかったらしい。



俺はここで口を挟んだんだけど、「その時焦げた匂いはした?」って聞いた。そしたら川島は「ずっと昔の事だから覚えてないけど、多分しなかった」と曖昧に答えてくれた。


197: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
余りにも音一つ立たないもんだから、がちオカルト好きのAちゃんがこんな提案をしたらしい。

「一人一人別行動で行こうか」

中3女子でこの肝の据わり具合はすごいと思う。
で、Bちゃんは当然強がってすぐに了承した。Bちゃんかわいい。
で川島も、二人が乗り気なのに一人だけ断るのも悪い、と受け入れたらしい。

そこで、Aちゃんは家中をくまなく、Bちゃんは家の周り(敷地内)を、川島は例の和室を探検する事になった。


199: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
怖がりのBちゃんは外を探していると面白いものを見つけてしまった。

ポストに何かが挟まっている。

取るべきか否か、随分迷ったんだと思う。結果としては取ったんだけど、多分「怖気づかずポスト覗くとかすげぇ」って思われたかったんじゃないかな。

結果挟まっていたのは普通の封筒だった。Bちゃんは期待はずれ感満載だっただろうけど、その時家の中から物凄い叫び声がした。

川島の声。


200: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
慌ててBちゃんが駆けつけると、和室には川島の肩をポンポンと叩いているAちゃんがいた。

なんでも、掛け軸の絵が幽霊に見えたらしくて叫んだだけだったとの事。
Bちゃんはさぞ安心したと思う。
Aちゃんは笑っていた。Bちゃんが新聞紙の筒を振り回しながら「ぎゃあああああ」と発狂しながらきたので、むしろそれが一番怖かったと。


川島が涙を流して笑いながらごめんごめんと謝って、その時ちょうどBちゃんが何か持ってる事に気付いたらしい。

「Bちゃん、それ何?」と川島が聞くと、Bちゃんは得意気にポストに入ってたと言った。
ガチ勢のAちゃんがそれをスルーする筈がなく、「読んでみようよ」という事になってしまった。


201: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
封筒を開けると、いきなり写真が入っていたので思わずキャッと悲鳴があがる。Aちゃんは少し興奮して「おお、家族写真だ!」ときゃぴきゃぴしていたらしい。

「他にも何か入ってるの?」と好奇心旺盛なAちゃんは封筒をちょっと強引に奪い、手紙を取り出した。
そしてそれが手紙である事が分かると、いきなり声に出して読み始めた。

あの内容だし深夜だし、二人は途中ずっと「もういいもういい」の繰り返しだったらしい。最後まで読み終えた頃には川島とBちゃんは半泣きだった。

て言っても、川島は別の理由で半泣きだった。
手紙朗読の途中から気付いたらしい。

まあなんというか、一言でいうとAちゃんの後ろに知らない女が立ってた。


202: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ひえっ


203: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
お前の後ろじゃああああ!!


204: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
もう本当に驚くと声が出ないから、ただ顎を震わせて「それ」を凝視するしか無かった。

明らかに人間じゃないし、目を離したら次は自分の後ろにいるかもしれない。ひたすら瞬きを我慢して見続けた。
その女の顔は口を大きく開いて眉間にシワを寄せ、目をひん剥いた明らかに敵意のある表情だった。
今にも叫び出しそうな口の中は真っ黒に見えるのに舌の赤色だけは何故かよく映えていたらしい。

遅れて気付いたBちゃんが叫び声をあげる。AちゃんもそのBちゃんの目線を追って振り向き「あっ……」と声か音か分らない声を出す。

直後、AちゃんBちゃんは慌てて逃げ出す。しかし川島が動かない事に気付く。


205: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
川島は立ったまま腰が抜けたらしい。

二人は「早く!」と金切り声で川島を急かしたが、動かないんだからどうしようもない。

川島は弱り果てた声で「逃げて……」と言った。川島の許可を得た二人は脱兎の如くもつれる足でその家から飛び出した。


俺はこの時酷い奴らだなと思ったけど、人間こんな状況に置かれたら誰だってそうなるよな、とも思った。


二人が逃げ出した後、女は表情を緩め、やがて真顔になった。そして、川島に話しかけた。


206: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
昼間でよかった…まぁ夜思い出して怖くなるけど…


207: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
これからのレスでその時の川島の心情も書くけど、その際引っかかる点があると思う。
それはまたしても後で書くやつなので、華麗にスルーして欲しい。


208: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
その女は、人と人の声をミックスしたような不快な声で川島に「助けて」とはっきり言った。
川島は「どうしたんですか……」とか細い声で訊いた。っていうかそういうしか無いよね。

なんかあれだわ、「今日楽しい事あったわ~」って言ってそれについて聞かざるを得ない雰囲気を作るめんどくさい人みたいだわ。

まあそれはどうでもいいんだけど、次のレスがその女の話した内容。


210: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
その女の名前はお察しのとおり島崎洋子で、島崎拓也と結婚してから幸せな夫婦生活を送っていたという。

洋子が子供を身ごもり、ますます二人の愛の結束は深まっていったらしい。
傍から見れば絵に書いたようなおしどり夫婦といった感じね。
そして子供が産まれて、二人で助け合いながら育児は母親が、仕事は父親が、と分担して頑張ったっぽい。

でもそんな理想的な日々が、徐々に歪んでいったと。


211: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
子供が小学生になる頃ぐらいに、夫の拓也に変化が現れた。

酒癖が酷くなり、酔ったら家で暴れ回り家族を怒鳴り殴りつける。そんな事が増えてきた。
洋子と佳苗は勿論、佳苗がとても大切に可愛がっていたペットの亀も、佳苗に対する嫌がらせの為に傷付たりしたらしい。

耐えかねた洋子は、佳苗と一緒に夜逃げしようとした事もあったが、拓也に見つかりかえって酷い仕打ちにあったという。

そしてその夜逃げをきっかけに、拓哉はますます暴走していった。


212: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
もはや虐待とは言えないレベルの行為の数々、縄で縛って監禁、金槌で殴るなど、下手をしたら死んでしまうかもしれないレベルにまでなった。

このままでは命が危ないと感じた洋子は、自分の父にこの事を訴える手紙をこっそり出した。もう他人に任せるしかないほど弱っていた。

しかし無情にも時間は過ぎ、いつまで経っても父からの連絡やコンタクトは来ない。死のタイムリミットは刻一刻と迫っている。


そして洋子は犯罪者になる決意をした。


213: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
スキを見て夫を殺した。
びっくりする程簡単だったらしい。まさか自分が殺されるとは思っても見なかったんだろう、後ろから金槌で思いきり頭を割ったらすぐに死んだそうだ。

洋子と佳苗は別々の部屋に監禁されていたらしく、洋子は台所に監禁されていた娘を探しにいった。


そこで洋子は絶望した。娘はとっくに死んでいた。


214: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
どうやって死んだのかはわからない。しかし確実に死んでいた。目を閉じてうなだれるようにコンロに腰掛けていたらしい。

洋子は打ちひしがれ、そのまま何も出来なかった。
やがて現れた警察に逮捕され、そのまま流れるように刑務所へ。
洋子は獄中で病に倒れ、そのまま帰らぬ人となった。

佳苗を守る為にやったのに佳苗はもう死んでいた。私のやった事は全て無駄だった。この苦しみに未だ囚われている。



島崎洋子が川島に話した内容は以上のとおりだった。


215: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
川島は、洋子が夫に虐待を受けていた部分に対して異常にシンパシーを感じてしまった。

洋子はそれを察したのか、話し終えて姿を消したもののそれから川島にとりつく様になった、と。


簡単にまとめると川島の話はこうだった。


俺は正直、途中から言いたいことだらけで一番初めに何を言おうか迷っていた。


216: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
まず、佳苗は殺されているはずが無い。島崎家で起きた殺人事件で殺されたのは夫の拓哉一人だけのはずだという事。
そして、川島は何故夫からの虐待経験に共感したのか。川島の両親は優しい人で、虐待なんてまず無いと思っていた事。

俺はちょっと考えた後、「その幽霊の話は嘘だよ」と言った。
川島は少し怒ったように「嘘じゃないよ」と反論してきた。

だから俺は、俺の想像も含めてもしもの話をする事にした。


217: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
もし島崎洋子が嫉妬深い人間だったとしたら、そして佳苗が父親の方に偏って懐いていたとしたら。

それならば、この前のSが家族写真を見た時の話と辻褄が合う。
家事をこなして育児もちゃんと続けているのに、佳苗は夫にだけ懐く。洋子はそれに嫉妬し、夫は危ない奴だという思い込みを進んでして、佳苗を守るという名目で夫を避ける。

そしてそれからの洋子の行動は、夫を虐待し追い詰める、夫から佳苗を守る為に夜逃げをする、それを夫に妨害されますます夫を危険だと認識する。

いつの間にか思い込みと現実がどちらか分からなくなり、果てには自分の父親に夫を殺してという旨の手紙を送る。この時の写真は、夫がどれだけ危ない奴かを父親に分かってもらうため。しかし実際に写っているのは幸せな三人の家族。当然手紙は送り返される。
洋子は極限まで暴走して、ついには夫を殺してしまう。佳苗は母親の異常さに気付いていたので、なんとか死んだようなフリをしてその場を免れる。

そのまま自分の誤解に気づけないまま獄中で死を遂げる洋子。


妄想だらけだけど、有り得なくはないだろと川島に言った。


218: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ほう……


219: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
しかし川島は予想外の答え方をした。

「でも、あの幽霊の話が本当じゃ無ければ私はもう心の拠り所がないの」と。

一瞬意味がわからなかったが、その後合点がいった。やっぱり川島は誰かに暴力を振られている。
俺は今まで言わなかったけどこの時やっと勇気を出して川島に言った。

「誰かに虐待されてるの?お父さん?今付き合ってる人?」

でも川島は「違うの……」としか言わなかった。
俺はつい勢いで「違うんならもうわかんねーよ!今まで黙ってたけどやっぱり心療内科行った方がいいって!」と言ってしまった。

すると川島は急に真顔になった。俺はやってしまったと思った。しかし川島は発狂するでもなく、スマホを取り出して何か操作し始めた。
そして、「これを見て」と俺にスマホを差し出した。


そこに写っていたのは一つの写メだった。


220: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
ごめん、今思ったけどこの先を書くのは>>136で書いてる二つ目の話をしたあとがいいと思うんだ。
流れ的に同じところを通るし、ちょっと今日のお昼はここまででもいいかな。

次はもう一つの出来事の最初の一月から書いてもいいだろうか。


221: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
いいところで…
ぐぬぬ


222: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
いいよー楽しみ


223: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ここの1は焦らしプレイがお上手


224: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
ごめんなんか焦らす形になっちゃってw
褒めんな褒めんなw

まあでも続き楽しみにしてた人すまんこ、ありがとう


じゃあ夜の12時にまた来るかな


225: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
あとまじでいま読んでるって言ってくれる人嬉しい
いや、ROMってる人もありがたい

うんまあ結局ありがたい
なんだそれ


226: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
おつかれちゃん!
また夜楽しみにしてるよー!


246: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
なんだよこのスレ
こんなスレあったのかよ
さっさと書け、な?
冨樫かお前かやで、俺がさっさと書けと思うの


252: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>246
ワロタ


247: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
追い付いた!
待たせてもらうぞ


251: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
既に全裸待機


253: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
なんか人少しずつ集まってきて俺大興奮
でも服は㌔

下手したら代理よりレスの少ない俺が来たぜ
むしろ夜なのに代理じゃなくてすまんこ

さて書きますよ一月


254: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
待ってたぞ!


255: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
wktk


256: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
全裸待機
全裸でも熱いから早く冷えさせてくれ


257: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
一月の話

新しい年が始まった夜、俺はナイナイの面白荘を見ていた。後からならなんとでも言えるが、8.6秒バズーカは絶対今年流行ると思ってた。
あの番組毎年流行りを輩出するからね。

「お前らのやり方かー」にツボってた頃、家の固定電話が鳴った。スマホじゃなく固定に掛けてくるのは、俺の知り合いの中では1人しかいない。
テレビから視線を離さないまま受話器を取ると、案の定Sだった。


260: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
出た瞬間すごい勢いでまくし立てられた。
「まず神社行ってお参りした後肝試しするぞ!ちゃんとかわいい子もいるから安心しろ!1時までに○○来いよ!あ、あけおめ!」

順序が逆だけど、それよりもめんどくさいという旨をお伝えした。
だけどお伝えしている最中に切られたので、仕方なくコートを着込んで家を出る事にした。

面白荘が気になるから歩きスマホしながら外歩いちゃった。


261: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
まだ息を吐くと白い季節。マフラーに鼻まで埋まりながらなんとか待ち合わせ場所まで辿りついた。

Sと一緒にいたのは、予想通りSの親友のCとDだった。ちなみに男。

俺「かわいい子いないじゃん」

S「いや充分かわいいだろ!お前ギャルとか苦手だからこのくらいがちょうどいい」

みたいなしょうもない会話をしながら、近くの山の中腹にある神社に4人で歩き始めた。


262: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
山って言ってもそこまで高いわけじゃなく、もうほぼ森がある丘みたいな感じ。
流石年始なだけあって、普段ガラガラな神社とその周辺は人で溢れかえっていた。Cはそういうお祭りムードが大好きな男なので、目を閉じてキラキラさせながらはしゃいでた。Dはまあ普通。


頭上には提灯がずらっと吊るされていて、これを遠くから見たらさぞ綺麗なんだろうなと思った。
Sがどんどん先に行くもんだから迷子になりそうだったけど、しばらく歩くとお賽銭の前に来た。


263: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
Cはもしかして、目を閉じながらキラキラさせる能力者ですかね。


265: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>263
誤字やばwww
目を見開いてだ


264: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
どうやるのかマナーとか余り知らなかったので、一応一礼二拍手で行った。真心があれば問題ない。

何を願おうか迷ったけど、取り敢えず持病の回復と仕事の成功という無難なところをお願いした。ちなみに賽銭は入れてない。

その後はおみくじを引いたり太鼓を見たり、男4人でムサ苦しい初詣を一通り満喫した。


少し落ち着いて缶ジュースを飲んで休憩してる時に、Sがいきなり話し出した。


266: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
S「さあ年の初めといったらなんだ!答えてみろ俺!」

俺「えぇ、肝試し……?」

S「なんで言うんだ、別の事言ってよ!」

俺「えー、初詣」

S「違う!全くなってない!年の初めと言ったら……!」

C&D&S「肝試しでしょうが!!」

俺「なんで打ち合わせしてるの」


267: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
Sによると、ここら辺の山は第二時世界大戦中に病気で死んだ戦死者たちを埋めた場所らしい。また、それを掘り返されないようにわざと縁起の良い地蔵を置いてカモフラージュしているとの事。
胡散臭いけど、その設定があった方が面白いのであまり触れなかった。

しかしSは霊感があるにも関わらず、オカルトとかそういった類いの事に積極的に関わろうとする珍しいタイプだ。

かなりノリノリのSの後ろにまたついて歩き始める事になった。


268: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
おもしれーな、シリアスの中の日常編みたい


269: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
足を一歩山の奥に踏み入れる度に、神社の喧騒が遠くなっていく。
まあ普通に考えればわざわざこの日に山を登る人もいないだろうし、人の声もそれに比例して徐々に小さくなっていった。

夜の山を歩いてるとなんか、巨大な生物の口の中にいるかの様な気分になってくる。上を見上げると黒くて高い木々が風に揺れて音同士が呼応し、前触れもなくうめき声のような轟音を立てる。

4人で意味不明な話をして盛り上がっていたけど、正直この場所で人の喋り声を聞くと、知り合いでも少し怖い。


270: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
山の唯一の光である電灯も、切れかかったものや付いたり消えたりするやつが多くてアテにはならなかった。

やっぱり時代はスマホ、俺含めて4人でライト機能を付けっぱなしにして歩いていた。
車が通れるような整備された道を歩いていたけど、左側を見ればすぐ崖か森なので、そこでたまに鳴る草の音が雰囲気を醸し出してくれた。

十分くらい歩いたら休憩場みたいな所に着いたので、取り敢えずここでちょっと休もうという事になった。
幸い公衆トイレもあったので、脅かしあいをしたりして遊んだ。

まあ実際は驚かすという名目で、人から離れない口実を作ってた訳なんだけども。独りで居ると本当になんか起こりそうだからね。
ここの電灯も例にもれずチカチカしていた。


271: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
休憩場でSが百物語やろうぜとか言い出したから、無理やり先に進む事にして、さっきと同じように馬鹿な話をしながら歩き始めた。

あんまり関係ないけど、CとDは中学生の祭り告白作戦にも参加したあの2人です。2人ともチャラい訳じゃないけど、なんというかどことなく
DQN感を出していて、初対面だったらあんまり近付きたくはない感じの顔です。Cは人懐っこい所あるけど、Dは大人しいのでなんか逆に恐い。

まあそれは置いといて、だいぶ歩いてやっと目的地らしきところに着いた。
さっきよりちょっと狭い広場みたいになってて、ベンチと電灯しかない寂しいところ。


272: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
霊感強い人が肝試しやりたがるって珍しいイメージ
これはネタ認定とか煽りとかでもなんでもなく支援がてらの呟きね


273: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
Sはそこから整備されてない道を少し歩くと「あった!」と叫びやがった。
当然三人ともビクッとなったわけだけども、そこに行って見てみるとちょっと大声を出しそうになった。

そこにあったのは、ずらりと並んだ高さ40cmくらいの地蔵の大群。しかも異常なくらい綺麗に並べてあって、縦と横の間隔測りながら設置したようだった。
初見で何の予備知識もなく見たらちびるの必至。だけどよく見ればただそれだけで、驚き終われば俺達も地蔵に近付いていろいろ観察したりしていた。


274: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
Sは「毎年この日はなんか起こるんだけどなー、今日は場所ミスったなー」とか言ってた。
確かにSの話す怖い話の体験談は大体が元旦の夜の話だった。霊感ある奴って霊に目をつけられるって言うけど本当なんだろうか。
Sは普段から「霊と会いたい」と言ってるから、皆が思ってる程幽霊っていうのは外を出歩いたりしてないらしい。テレビでもずっと前、「霊は室内によくいる」って言ってたし。

まあでも地蔵の雰囲気は味わえたし、今夜はこれでも収穫あっただろうとそのまま流れでUターンし、また同じ道を戻る事になった。


275: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
Sはちょっと不満気だったけど、AVの話をしたらすぐにテンションが元に戻った。ちょろい。
でもやっぱり刺激が足りなかったらしく、自然と皆で怖い話しながら帰る感じになっていた。よくやるわとか思いながら極力話には耳を傾けないようにしていた時、遠くの方から


「おおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!!!!!!!!!」


276: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
心臓が一瞬とまった。多分みんなもそう。Sは期待と不安が入り混じった顔で「しっ!」と口に手を当て、耳を傾けた。
やっぱりこいつ頭おかしいんじゃねえのと思った。こいつがいるといつも何かが起きるのを身をもって痛感した。Cが、「やべぇこういう時いつでも通報できるように……」とか言いながらスマホをいじってた。

4人で暫く緊張状態が続いた。今のはどう考えてもおっさんの声だ。遠くから何かに呼び掛けてる感じだった。じゃあただの一般人?なんか妻とかに向かって呼んでただけ?とかいろいろ想像を巡らせてる時にまた、今度はすぐ横で

「おい」


277: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
Sが「逃げろ!」と叫んだので、体が跳ねるように駆け出した。その時のSの顔はよく見てなかったけど、完全に楽しんでる感を含んでたので、もう二度とこいつとは肝試ししないと誓った。

Cはちょっとテンションがおかしくなって、「通報!通報!」とか叫びながら走ってた。Dは普通。

しかし道のりが長い。歩いて10分くらいの距離をひたすら走っても、すぐにはつかない事を知った23の冬。


278: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
読み始める前におしっこ行っといて正解
こわい


279: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
流石に体力が持たないので、途中で失速して歩きにチェンジした。
俺はSに「あれ幽霊?」って聞いた。そしたらSは「幽霊幽霊」とだけ答えて呼吸を整えてた。この時ばっかりは胡散臭い答え方だと思った。

もう追ってこないかと聞くと、まだ追ってくるとか言う。でもCも息が切れ切れで、走れそうに無かった。Dは普通。

そのまま警戒しながら四人で歩くことにした。


280: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
一応点呼をとったらちゃんと四人いた。Sはなかなか満足そうな顔で歩いていたので、ちょっと聞いてみた。

俺「お前今までに悪い霊に憑かれたりしなかったの?」

S「全くない驚くほど」

俺「なんで?」

S「知らんよ嫌われてるんじゃね」

俺はそういう問題なのか?と思ったけど、幽霊の話をこの状況でこれ以上するのもアレだしやめといた。

結局そのままドラマティックにそれ以上追いかけてくるとかいう胸熱な展開は無く、普通に神社の境内まで着いた。
俺達はもう精神的に疲れ果ててたので、もうこれからSとは肝試し行かないという事だけ伝えてみんな別れた。

その夜は、あんな事もあったのでなかなか寝付けず、仕方ないのでオナって寝た。


281: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
その数日後、昼から自室に篭ってシコシコ仕事をしてたら固定電話が鳴った。

まあ当然Sです。内容は、財布を落としたとの事。俺は知らんよと思ったが、そこはやっぱり友達。2人で仲良く山の中を探し、財布を見つけてやった。
お礼に苦手な缶コーヒーを奢ってもらい、Sと別れた後レンタルビデオ屋に寄った。


285: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
俺は>>74でも書いた通り本当は四月以前に川島に逢ってる。そしてそれがこのレンタルビデオ屋での出来事。

俺はコメディ系の洋画を探してたんだけど、横の女性がめっちゃチラチラ見てきて俺のファンかな?と思ったら川島だった。
俺はおおー!久しぶりー!って感じだったけど川島は対して驚いて無くてショックだった。中学生以来なのに。
以下その時の会話

俺「えっ元気にしてた?てか今何してんの?」

川島「あー……今は大学留年してるんだよね……」

俺「お、お、( ^ω^)おっおっおう」

川島「俺は何してるの」

俺「俺今カクカクシカジカの仕事しててー」

川島「あー、じゃなくて何借りに来たの?」

そっちかよorz


286: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
俺「あっ……ミスタービーンとか?」

川島「渋いね、私○○借りに来たんだけどー……」

そこから映画の話で2~3分程会話

俺「じゃあ俺そろそろ行くわ」カタテニミスタービーン

川島「あそう、じゃあね……あちょっと待って」

俺「何?」

川島「私に久し振りに会ったって他の人に言わない方がいいよ」

俺「?……お、お、( ^ω^)おう」


287: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
川島の不可解な物言いが気になったが、後でそれは多分、留年してるのにこんなところでDVD借りに来てるのがバレたくなかったんだろうと自己完結した。
それにしても「方がいいよ」は気になるけど、それは川島のプライドがそうさせたという事にした。


288: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
以上、一月は心霊体験(?)と川島との再会でござんした。
一応重要なとこだけを抜き取って書いているので短くまとまっておりやす。

次の二月、三月はオカルト要素は薄いけどこれまた重要なところっす

そこをちょっと明日のお昼書こうかしら。それでも構わないかしら。


290: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
明日かーーー!
いや、無理はしないほうがいいし全然明日のお昼で構わないけどな!


291: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
待つ


292: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
毎日続きが気になるスレだなww
じゃあまたお昼頃覗きにくるよ


293: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ふぅこっちも落ち着いて眠れるよ
また明日


294: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
あざっした!
あ、今更だけどここまででちょっと意味わかんないってとことか質問あったら受け付ける!話の進行に関わるとは言えないけど受け付ける!
そう、2時20分までならね。


295: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
んじゃ、書き手変わるのはなぜ?


297: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>295
ごめん、そいつは言えねぇなあ……
あんまり大した事じゃないよ、俺の話を事細かに聞いて代理で書いてもらってるだけ


305: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>297
んー、なるほどな
てか目的とかあんのか、大規模ななにかか?
電子媒介通してなにかしらのマインドコントロールを送られてるのか?
集団洗脳で宗教立ちあげるつもりだな??こええええええええええ


307: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>305
それはロマンありまくりじゃねーか!
いや目的も大した事ではない。
お前らに害が及ぶことは絶対に無いと断言する


310: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>307
いやむしろそれぐらい壮大な出来事に巻き込まれるほうがこっちとしても楽しみ甲斐があるってもんよ
ちなみにどれぐらいの長さなのかな?今は半分終わってるくらい?


311: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>310
そうね
順調に行ってるから半分は超えたっぽい


296: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
全て読み終えた人に災いが…!系ではない?


299: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>296
全くそんな事は無いっす!w
むしろ逆っすw


303: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>299
逆?どういう事だww


304: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>303
うはwwwお楽しみにwww
読んでくれる人が増えたら俺の目的達成できるかもなので


306: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>304
こええよおおお
書き手が変わる理由は書き終えたら話すのではなくて、ずっと明かせないって事なのかな?


308: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>306
うーん……それは代理次第かな


298: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
川島が本当に憑かれてるとして、まだ川島健在?


300: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>298
あ、それは最後の方に言う事になる


301: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
うーん、空気読まずに聞いてしまおう
代理といっちのidはなぜ同じ?


302: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>301
それは最近一緒に住んでるからだね


312: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
体悪いの?
どう悪いの?


313: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>312
あのね




…………………………胃が悪いの


314: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ほお
何て病気?
一月からずっと胃が悪いの?


317: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>314
いやまあなんかね
胃がね、なんか汚れてんのかな
ずっと前から
心が汚れてるやつは胃が汚れてるっていうからね


323: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>317
よくなりますように


316: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
あともう一個だけ頼む。胃が悪いのは今回の件に関係してるのか?


319: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>316
いや、胃が悪いのはね
ちょっと辛そうだなってくらいで受け止めて


320: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>319
おk


321: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ストマック…つまり…なるほどな!!


325: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>321
な、なんだよ……


322: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
いいか!?もうないか!?
あるなら無言安価して!


326: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
いやー、やっぱ質問受け付けるもんだね!代理は頭硬いからね、やんなっちゃう

じゃあ明日、昼の1時に


327: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
1の普段の1日の食事
朝、昼、晩のメニューと平均睡眠時間書いてみて
間食はよく何を食べるかもとか


328: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>327
いいだろう受けて立つ


330: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>327
朝は納豆ご飯と卵焼きと味噌汁が基本、てかほぼ毎日それ
昼は日によってちがうが大概油っこいもの
夜は麺系とか汁物系が多いな

間食はスナック菓子
睡眠は6~7時間かな


332: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
一応健康診断の結果待ってるぜ


333: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ただ単に聞いただけで診断はないんじゃ…


334: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
そうなのかな……
まあじゃあ明日チエックするぜ
おやすみ!


335: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
おやすみ!寝てるとき頭上に気配感じても無視しろよ!


336: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
やっぱりトイレ行っとけばよかった


337: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/

睡眠はもう少し欲しいところ
朝は良いですね、あと野菜を加えるとよし

昼と夜はダメですね、高カロリーで塩分過多に
スナック菓子も高カロリーで揚げてる油が酸化しやすく体には害

酸化しやすいて事は老化を促進しやすい状態で血管や心臓などにもよくはない
胃で体の信号出てる今のうちに、食生活の改善を

味噌汁も汁を飲みきってしまうと高塩分で塩分過多になりやすいので、
味噌汁なら具材を多く入れて汁は残す習慣を
夜が汁物、これも胃にはかなり負担ですね
麺類も美味いんだけど毎日は体に負担でガタが早まるよ


338: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>337
やっぱり起きてて良かったわwww
なるほど参考にする!


339: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>338
朝はガッツリ食べて大丈夫、夜までに動いて消費できるので

油っこいもの、塩分高いものを控えて、緑黄色野菜なども取り入れて
三食ともに気がついたら野菜を取り入れてくださいな

食べる順番はカロリーの低い野菜などをよく噛んで食べてください
満腹中枢は食事を口に入れてから約30分で満たされてくるので時間をかけてゆっくり食べると食事量も抑えられるのね

早食いできる麺類とか高塩分で高カロリーでしかも物足りないとなりますw


341: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
よく寝た お昼が楽しみや


349: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
お待たせしました

昨夜の質問受け付けですが、嘘をつくくらいなら初めから答えなければいいのにと思います。
1も考えがあっての回答なのでしょうが、皆さんあまり信用されない方が良いかと思います。

では二月を書いていきます。


350: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
二月の話

二月といってももう下旬の事ですが、また家の固定電話が鳴りました。
勿論Sです。二月はその電話の内容のみなので、全て会話形式で書かせて頂きます。


351: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
俺「もしもし」

S「あぁ俺、Sだけどさ」

俺「知ってる」

S「あのーこの前のおいおいおっさん(例のおっさん幽霊の事)の時さ、俺財布落したじゃん?」

俺「うん、先月見つけた奴だろ?何、なんか抜き取られてた?」

S「いや、俺あの後また1人で昼間にあそこいったのよ」

俺「なんで」

S「また会えるかなと思って」

俺「昼間に行くなよ夜いけよ」

S「いや怖いじゃん。でさ、そこでちょっと落とし物拾ったのね」


352: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
俺「ちょっと待ってなんの話してんの」

S「いやまあちょっと聞けよ。それで拾ったのがスマホだったんだけどさ」

俺「うん……」

S「そのスマホ見たら連絡先にお前の名前入ってたんだけど」

俺「え、こえーよ」

S「お前誰のか知らない?赤と黒のダサいカバーがついたスマホなんだけど」

俺「てかなんで交番に届けないの」

S「面白いから」


353: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
俺「いやいや……えぇーちょっと待って赤と黒……?」

S「お前の連絡先と、あと俺が知ってるのだと川島さんのも入ってたよ」

俺「……あ!あぁそれKだわ!Kのスマホだそれ」

S「K君か……じゃあお前スマホ渡すからさ、届けてやってくんない?」

俺「いやお前が渡せよ」

S「俺そこまで仲良くないし……」

俺「俺めんどくさいし……」

S「……分かったよじゃあ俺渡すわ」

俺「当たり前だよお前が拾ったんだから」

S「でもなんであの山に落ちてたんだろうな。お前呼んだの?」


354: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ひえ~


355: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
俺「呼んでねーよ」

S「……じゃあお前Kと会う事あってもあんまこの話すんなよ」

俺「なんで」

S「いや……あの山の怖い噂とか地元じゃ結構知れ渡ってんのにわざわざ登るとかさ」

俺「うん」

S「あんま人に言えない感じの事かも知れないだろ」

俺「えっ……藁人形を木に打ち付けてたとか?」

S「無くはない。だからあんま触れてやんなよ」

俺「おおう……なんかもやもやするわ」

S「じゃあな、また今度肝試し行こうぜ」

俺「嫌だ、じゃあね」ガチャ


356: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
以上の電話の内容が二月の話です。
そして次からが三月の話です。


357: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
三月の話

俺の毎日は本当に変化が無く、家で独り仕事をしてはたまに近所のコンビニによる事くらいです。なので時々起こる刺激的な出来事に、いい事であれ悪い事であれ夢中になってしまうのです。
俺の住んでいる部屋では怪奇現象のようなことが日常的に起きます。
誰もいないはずのところからラップ音がしたり、昨日閉じたはずのタンスが空いていたり、寝た所と全く違う場所で起きたり……。
しかし霊感のあるSに相談してもいつも、「大丈夫だから安心しろ。お前が気にすればするほど良くないもんだ」と言って終わるのです。


358: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
誤字が多い……笑
脳内補完していただけると幸いです


359: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
ある日の夜、家で仕事をしていて少し休憩がてらに寝室に向かいました。
ドアを開けると自分のベッドの上に灰皿とタバコの吸殻がまき散らされていました。
今までは流石にこんなレベルの事はなかったので、思わず声をあげました。スチール製の安物の灰皿はグニャリと折れ曲がっていて逆さまに倒れていました。
取り敢えずベッドについた灰を払おうと近付くと、小さくうっすら血のようなシミがついていたので、ちょっと耐えられなくなったので一旦家を出る事にしました。


360: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
警察かSに連絡しようかと思いましたが、警察は「うちでポルターガイストが起こってるんです」なんて真面目に話せませんし、Sは今長期出張中なので迷惑がかかります。

しかしどうにかしないと、またあのような事が家の中で起こるかも知れません。俺はSに、出張から帰ったら少し会えないかとラインで送りました。
Sは「七月頃になるかもしれないけど、それでもいいなら構わん」と返してくれました。

取り敢えずはそれまで、Sの言ったとおり出来るだけ気にしないようにし、七月まで大人しく待つ事に決めました。


361: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
以上が三月です。

二月三月は比較的短いやつだったので一気に書きました。
次の七月ですが、一応は話がひと段落つくところなので、別の時間に書きたいと思います。

それで少し報告があるのですが、今日の夜と明日の昼は用事が出来てしまい書けなくなりました。

申し訳ありませんが明日の夜に書きたいと思います。少し早めに23時頃くらいから。


362: 1代理 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
あと一つだけ、恐らく気づいている方もちらほらいらっしゃると思いますが、その事はまだ秘密にしておきたいので、宜しくお願いします。


363: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ありがと
待ってるよ


364: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
うおおおおだんだん確信に迫ってきてる!
そしてやっぱりふと疑問に思った点が克明になりつつある…


365: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
うおぉ…


369: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
焦らすねぇ気になるわ~ 楽しみに待ってるよ


372: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
やばい、間違えてびっぷらにクソスレ立ててしもた
お前らごめん


373: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
歴史に名を残すつもりだったのか


374: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
久々に酒飲みながらVIPで適当なスレ立てしようと思ったんだ……

すまぬ……すまぬ……


375: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ワロタァアア


376: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
やめてくれぇぇぇ(´;ω;`)


377: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
つ、続きは?


378: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
あ、話の続きならちょっと待ってくれ
明日の23時に書く

期待させてすまんこ


379: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
ワロタァアア
待ってるwww


386: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
流石にこれはひどい


393: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
なげーよーーー


394: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
みんなごめんな
いつかこういう状況になるとは思ってたから言うね

保守までしてくれてごめんこれは釣りだ。今まで書いた内容もこれから書く内容も俺の拙い創作だ。
創作でも構わないって人は読んでくれると助かる。


395: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
時間はそのまま夜11時に書く


396: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
wktk


397: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
俺は構わんよ
ただし、代理のネタバラシは最後にしてくれ


398: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
釣り宣言雑だなぁ。でもワクワクすっから楽しみに待ってる


399: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
釣りであっても面白いから続けてほしい


400: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
完走してくれるなら釣りでも釣りじゃなくても読むわよ


401: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
なんで今釣り宣言なのか…
最後でよかったのに
こういう状況ってどのことを指しているんだ?


407: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>401
多分何だけど、VIPでスレ建てようとして誤爆ったってとこかな
そんな暇あるならさっさと書けよ
と、言う気持ちを察したってとこじゃない?
そこまで俺も含めておまえらが思ってたかは違うのかも知れないが、1の心理としてはそこなのかなと


402: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
釣りって言うのが釣りかもね
何を信用したらいいのか分からん


406: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>402
やっぱりそう思うよねw


403: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
釣りであろうとここまでは面白かった

続きみたい


404: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
この釣り宣言も伏線・・・だといいな


405: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
こちらを楽しませてくれる釣りならむしろ進んで釣られたい
期待している


408: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
何ていうスレ立てたん?


409: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
びっぷら民は全力で釣られる事を恐れない。

面白ければなんでもいい。

なんでもいいから完走してくれ。


410: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
24日に代理人の名前のまま他のスレに書き込みしてたから2人で書いてるっていうのも釣りって事でいいのかな
そのスレがウ○コ系のスレだったからワロタ


415: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
読んだやつを呪う系の落ちで頼む


417: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
是非続けたまえ


418: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
お前ら待たせた!
なんだ最初から分かってたのかよw
わざわざ発表した俺バカみたいじゃん

じゃあ七月書いてく!


419: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
よっ!待ってました!


420: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
七月

俺は約束した通りSと会った。寝室は片付けたけど、その時の写真を撮ってあったので、それを見せて相談した。
でもSは今までと同じ対応だった。今までよりはちゃんとしっかり相談に乗ってくれたけど、本質は「気にすればするほど良くない」っていうのは変わらなかった。
俺は正直、数ヶ月も待たされてただけあってガッカリした。自分勝手だが。

その後、島崎家の件を話して例の家に行って写真を見てもらったのち、川島が今月それについての話をしてくれる事を話した。Sはそれに異常に食いついてきた。


421: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
是非川島から連絡があったら俺にも伝えてくれ、と言われた。Sがそこまで島崎家の事に関して興味を持っているのは意外だった。俺は「分かったけど、Sも連れてくとは言いづらいから(川島とSは面識がほぼ無いため)こっそりついて来て」という条件付きで了承した。

数日後、川島から連絡が来たのでSに伝えて俺は指定の場所に向かった。


422: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
Sはこっそりあとをつける形で俺達に気付かれないようにしていたらしい。
俺と川島が教室に入ってからは、廊下で話を聞いていたと。


話を前回の七月の終わりに飛ばす。

川島が見せてきたのは、一つの写メだった。
そしてそこに写っていたのは見に覚えの無い、俺がいきり立った様子で拳を振り上げる場面だった。


423: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
トリ付けるのやめたん?


424: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>423
純粋に忘れてたw

釣りだから是非、非難せずに聞いて欲しい。
俺は小学生の頃から記憶障害と診断されていたが、Kや川島やSによると多重人格?解離性同一性障害らしい。

今まで書いてきた内容は全て俺の目線の話なんだけど、本当は俺がサブで代理がメインなんだ。っていう設定ねw


425: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
俺はその話を聞いて混乱しちゃって気絶したんだと思う。その後はあんまり覚えてない。気付いたら俺は家に帰ってた。

日付は次の日の昼に変わってた。


Kからラインの通知が入ってて、
「昨日から川島が帰ってないって川島の親から連絡来たけど知らないか」って連絡が来てた。それで俺は「知らない」って送った。そしたらKは「川島の親はお前に電話したらしいけど、出なかったみたいだから後でかけ直すように伝えてって頼まれた」と送ってきた。

俺は川島の親に電話した。


426: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
電話で川島の親とやりとりをして初めて知った。俺は中学生の時からずっと、川島と付き合っていたらしい。

俺はずっと、多重人格の記憶の共有はお互いに干渉しないもんだと思ってたけど、主人格の代理は俺の記憶を受け継げるらしい。
だから、今まで普通に生活できたのはある意味代理のおかげで、俺の行動をなんとか上手い具合に尻拭いしていたっぽい。

でも、代理の性格は皆に聞いたところかなりバイオレンスだった。


427: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
本当はこの時間に代理が出てくるもんだと思ってたから俺油断してたんだけど、七月を書き終わったら代理の記憶の目線で物語をざっとなぞるつもりだった。

でも俺だから無理っぽい。すまんこ。


代理がいないからめっちゃ中途半端なところで終わるけど、最後にこのスレの目的を書こうとか思う。


428: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
代理って言って書き込んでたのがバイオレンス1(という設定)ってこと?


429: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>428
そゆこと

結論から言うと、川島はその後1度も家に残らなかったらしいので、いわゆる失踪みたいな形になった。勿論警察にも川島の親が通報したけど、県をまたいでどっか行ってたりしたら見つけるのも難しいだろうと思った。

だから俺は、こうやって物語形式のスレを立てて人を集め、なんとか引き込まれる話し方になるよう工夫した。そしてあわよくばまとめなんかにのれば、川島の目に映るかも知れないと
思ったんだ。

その為には
・人がそこそこいる事
・スレを立ててもすぐに落ちない事
・暖かい人が多い事
の3つが重要だった。だから1番条件に合うびっぷらに立てた。

なんども言うがそういう設定。


430: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
代理の話はその後3人にそれぞれあたって聞いてみたから、謎のまま終わってるところで俺が答えられるところは答える。

物語形式で書くほど情報が充実してないからね。
今からは質問フィーバータイムだ!イェー!!


431: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
「うまい棒配ってたら人生変わった」っていう話も失踪した友人を見つけるための話やったな


432: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>431
そうなのか!?ネタ被ったー!
ちゃんと調べときゃあな……


433: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
結構面白いから読んでみwww


434: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>433
読んでみるサンクス


435: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
フィーバーとかほざいてるが質問全然来なくてわろた


436: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
なんで代理名乗ってるのに、さも見て来たかのように書けるのかがずっと疑問だったんだけど
そういう設定で納得したわw


437: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>436
いやいやほんとにヒヤヒヤしたわ


438: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
まあアレだ、このスレ落ちるまでは定期的に見に来るからいつでも質問受け付けタイムだ

439: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
代理が今度は語りに来るんか


440: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>439
そういう流れも悪くないな……


441: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
川島が告白されて嬉しかったなって言ってた相手はバイオレンス1で、ついでにDVしちゃってたり?
あとKの顔の傷もバイオレンス1がやったってことでいいのかしら?


442: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>441
そうですそれ全部代理です


443: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
え、中途半端に終わったフリしといて代理がベラベラ語り出してくれるもんだとw


444: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>443
設定厳守なので!
俺と代理はそんな瞬間的に入れ替わったりしない設定っす!


446: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>444
だから終わったフリして、ちょっと時間置いて明日辺り来るんじゃないかなってw


449: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>446
なるほどそれもいいなメモしとくわ


445: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
これは釣り宣言しないで書ききってほしかったww
代理=川島だと思ってたからちょっと予想外だった


448: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>445
いやぁもし現実だとしたら釣り宣言しないと代理の諸行的にまずそうだからね


447: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
どこまでが実話なの?
解離性は予想通りだったけども


449: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>447
全部釣りだよ!てへぺろ


450: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
何であのタイミングで釣り宣言したん?
釣りと分かってからの方が1に親近感が湧いたけどwww


452: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>450
いやまあアレだね、もしこれが現実だったら~って考えたら代理のやってる事通報ものだからね
あそこで釣り宣言は妥当よ


451: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
あ、中学の時にKが川島避けるようになった理由は代理のせい?


453: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>451
代理がKをボコったって設定


454: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
あとKのダサいスマホが落ちてたのとポルターガイストはなんか意味あるの?


455: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>454
それはちょっと長くなるんだけどね……

結論から言うとKは俺を殺そうとしてたっぽいのねまあいろいろあったんだろうけどね。それで俺をつけてた際に叫びながら俺達が戻って来るもんだからKが慌てて逃げてスマホ落としたんだね。

三月の灰皿のポルターガイストは、代理が俺の家で川島を殴った際になったんだね。それ以前のポルターガイストは俺の病気の仕業。


……とかどう?


467: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>455
おー、初詣のときの謎のおっさんはKだったわけか。面白い


457: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
そういう、超自然的な不可解現象だと思ってたら実はちゃんと理由ありましたっていうネタ好きよ
釣り宣言勿体なかったけど、「釣りじゃないなら通報するわwww」って輩は確かに湧きそうだからなあ


458: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>457
あざす!あざす!
そうそれが怖い


459: 鴉 ◆RAVEN..YEA @\(^o^)/
釣り宣言がなければ川島が心霊探偵になるかもしれなかったのに!

という冗談はおいといて面白かったですありがとう


460: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>459
おおこちらこそありがとう!


461: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
じゃあ1時に寝るわ

お前ら見てくれてありがとう!暖かいレス嬉しかったよ!じゃあな!


462: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
お疲れ様!気になって一気読みしたったったったw







本当に釣りなんすか?


463: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>462
釣りだ全部


464: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
釣りじゃない気もするな
いや、巧妙にだまされてるのかな


465: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>1と代理は同一人物で多重人格という設定なんだろうなと思いながら読んでたから、当たってて嬉しいわww
また何か思いついたら書いてよ!


466: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
川島に会うって話をしたときSが食い付いたのは、代理がDVしてるの知ってたからってこと?

あと島崎家の話は結局父親DV説なのか母親狂ってた説なのかが地味に気になる。


468: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
結局面白いことってなんだったの?


470: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>466
うん、Sは知ってたっぽい。
Sが父親に何も感じなかったから、母親の方が狂ってたんだと思う

>>468
それは俺の目的を達成する為に人を集めるただの作戦


469: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
・あとを付けていたSにその後の経緯は聞いたのか?
・川島がKに送ったメールの謎は?


471: 1 ◆YDNHhu57lE @\(^o^)/
>>469
敢えて書かなかったが、俺が川島に殴りかかったらしい。それで川島は慌てて逃げたと。

メールは多分ガチで取り憑かれてたんだと思う


472: カムパネルラ ◆RvOoWMG3IE @\(^o^)/
Kはどうして>>1じゃなくって川島を避けたの?
川島を避けたように感じてたけど実は>>1を避けてたの?

と言う設定?


473: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
目的っていうのは結局、川島を見つける(という設定)ことなの?


474: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>472
「俺と川島は付き合う事になったから、川島には近付くなよ」ってKに脅迫した……っていう設定

>>473
そういう事


475: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
川島さんを見つけでどうするつもり(の設定)なの?
殴りかかったとか物騒なこと書いてるし…もしかして本当は痛めつけるつもりなんじゃ…


476: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>475
俺としてはただ会って代理のやった事を謝りたい
代理の目的は知らん


477: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
川島が行方不明になったのも実は代理の仕業という可能性は…?


478: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/
>>477
そればっかりは分からん



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