蛇田とマムシについて調べてみました。


今日は呪いに関する記事です。

パラノーマルちゃんねる
【田舎の怖い話】旦那さんがガラス越しに魚を切ってるのが見える。切ってるのは魚だと思うがガラスの下でよく見えない。
http://www.paranormal-ch.com/hebita


蛇田


この話に出てくる「蛇田」を調べてみました。
ネットで「蛇田」を検索をするとトップには宮城県石巻市にある「蛇田駅」に関するWikipediaの記事が出てきます。

そこには「蛇田」の名前の由来が書いてありました。


蛇田駅駅名の由来
当駅名は周辺地域「蛇田」に由来し、同地名の由来としてはおもに次の2つの説がある[2]。蛇田村も参照のこと。
ひとつは、仁徳天皇の時代に大和朝廷から蝦夷討伐に来て戦死を遂げた将軍、上毛野田道(かみつけぬ たみち)に纏わる伝承である。 『日本書紀』仁徳天皇55年の条によれば、彼は有能な将軍で東北へと攻め上ってきたが伊寺水門(いしのみなと)[3]で戦死し、部下たち(または同情した蝦夷たち)によって手厚く埋葬された。蝦夷たちは攻め返し将軍の墓をも暴こうとした時、地中からおろち(大蛇)が現れ、墓を暴いた蝦夷たちを殺した。  
この伝承は石巻市内の蛇田道公神社や青森県平川市の猿賀神社などにも記録がみられる。ただし、禪昌寺より1801年(享和元年)に出土したとされた"田道碑"は、偽碑である[4]。
もうひとつの説は安永風土記によるもので、ツバメが運んで来た瓜の種を畑に植え育てると巨大な瓜に成長し、それを割ってみると中から多数の蛇が出てきた、という伝説。この「蛇多」が「蛇田」に変化したとされている。ちなみに蛇田の近隣に「大瓜」という地名も存在する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9B%87%E7%94%B0%E9%A7%85

一つは仁徳天皇時代の蝦夷討伐に関するものと、もう一つは安永風土記なるものに記載があるもので、ツバメが運んできた瓜の種を育てて割ってみたら多数の蛇が出てきたというものです。「安永風土記」とは江戸時代、安永期に仙台藩が領内の村々の様子を把握するために書上げさせたものの総称だそうです。「風土記御用書上」とも呼ばれています。参照元 http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000074884


大学に手がかりを求めて


この二つの名前の由来は今回のお話とはまったく関係が無いみたいですね。
残念ながら宮城県の「蛇田」の話ではないのかもしれません。
お話しでは近くに県立大学のキャンパスがあるとのことだったので念のために調べてみましたら、ごく近くに私立大学の石巻専修大学のキャンパスがありました。県立大学ではありませんが、1989年に設置された大学のようなのでこのお話しの年代的にはピッタリな感じもします。


Wikipedia 石巻専修大学石巻専修大学(いしのまきせんしゅうだいがく、英語: Ishinomaki Senshu University)は、宮城県石巻市南境新水戸1に本部を置く日本の私立大学である。1989年に設置された。
そしてこのお話の中には大学生がこのお話の舞台であるスーパーの駐車場で、焼身自殺をするくだりがあります。
そしてそれから2週間ばかりして深夜その駐車場で焼身自殺があって、大学の男子学生だった。ガソリンをかぶって火をつけたんだな。
このことから石巻専修大学の自殺者についてネットで調べてみましたが、とくに気になる情報はありませんでした。

やはり宮城県の「蛇田」のことではないのでしょうか・・・。
ちょっとお手上げな感じです。他の地域には「蛇田」の地名は見つかりませんが、蛇の名前の入った地名はけっこうあるようです。

マムシについて


そこで視点を変えてマムシについて調べてみることにしました。
このマムシ(二ホンマムシ)は日本のかなり広い範囲に生息しているようです。そして死亡率は低いようですがかなり強力な毒をもっています。強力な毒を持っているからこそ薬になるのかもしれませんが、マムシは漢方薬としても使われています。このお話に出てくる分家の方はその薬の原料をマムシから採取していたようです。

分家は蛇田のあった場所にあり、旧道からはだいぶ離れてる。で、分家はわずかな田もあったが家業は薬屋で蛇…たぶんマムシから取った強精剤のようなものを製造して行商の薬売りに卸していた。
そして薬を絞った後の蛇の死骸を大きな穴に投げ込んでいたのが蛇田の祭壇のあった場所。それだけではなくて集落の拝み屋のようなこともしていたという。 

マムシを調べてみるとWikipediaにもマムシの薬用がかいてありました。

マムシの皮を取り去り乾燥させたものを、反鼻(はんぴ)と呼び、漢方薬として滋養強壮などの目的で用いる。また、胆嚢を乾燥したものは蛇胆(じゃたん(通称じゃったん))と呼ばれ、反鼻よりも滋養強壮効果が高いとされる[9]。 反鼻や蛇胆は、栄養ドリンクなどによく使用されている。「マムシドリンク」・「赤まむし」といえば、動物生薬を使った栄養ドリンクの代表格でもある。Wikipedia 二ホンマムシ
・反鼻(はんぴ) マムシの皮を取り去り乾燥させたもの

・蛇胆(じゃたん) 胆嚢を乾燥したもの

この二つが漢方薬の薬として利用されるそうです。これにプラスして焼酎漬けもあります。

参考になるホームページがあったのでリンクを貼っておきます。

ハル薬局 反鼻
http://www.hal.msn.to/kankaisetu/chuyaku129.html 

坂本薬局 蛇胆
http://www.kanpousakamoto.jp/jatan.html 

この二つを見てもらうと分かるのですが、かなりマムシは有効利用されております。
残るのはマムシの皮と内臓くらいですね。お話の中での蛇の死体は原型を留めているような印象を受けますが、実際はほとんどの部位が薬として利用されるので残った皮と内臓だけでは大した分量もないような気もします。

おまけにマムシは焼いて食べるととても美味しいようです。
逃げてな方はリンク先へ飛ばないでください。
こちらの方はとても美味しそうにマムシをさばいております。

趣味友遊 マムシの炭火焼き
http://japaorca.web.fc2.com/menyu/gomoku/mamusi/mamusi.html 

なんだかここまでくると呪いなんてどうだってよくなってきました(*'ω'*) 
子供を殺された恨みだから、最初から蛇は関係ないのかもしれませんけどね。


おしまい


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