【夢の話】猫の包丁研ぎ
まず断っておきますが、これは単なる夢の話です。
ぐっすりと眠っていましたが、その声で少しだけ目が覚めます。
いつもの不満そうな鳴き声で「ニャー」と一回だけ鳴きます。
いつものことです。
ご飯の催促か、家の外に出せと言っているのだと思います。
しかし、その時はご飯の催促とも、家の外に出せ、だとも思いませんでした。
何故だか、うちの飼い猫が包丁を研いでいるのだと思ったのです。
「ニャー」と鳴きながら包丁をスッと砥石の上を滑らせます。
何度も鳴きながら包丁を研ぎます。
でもうまく包丁が研げないようです。
わたしはそれを見ながら思います。
「まだコツが掴めていないんだな…」
「しばらく様子を見て、練習させてやろう」
うちの飼い猫は頑張って包丁を研ぎます。
なぜか、腕が三本になっています。
特段、不思議な事だとも思いません。
三本の腕で包丁をしっかりと押さえながら、砥石の上を滑らせます。
結局のところ、包丁は満足に研げませんでした。
何度も飼い猫が鳴いたので、わたしの目がしっかりと覚めてしまったからです。
包丁を研ぐ猫の幻は消えてしまいました。
家の外に行きたかったようです。
猫の包丁研ぎ
深夜。わたしがベッドで寝ていると、うちの飼い猫がやってきて鳴きました。ぐっすりと眠っていましたが、その声で少しだけ目が覚めます。
いつもの不満そうな鳴き声で「ニャー」と一回だけ鳴きます。
いつものことです。
ご飯の催促か、家の外に出せと言っているのだと思います。
しかし、その時はご飯の催促とも、家の外に出せ、だとも思いませんでした。
何故だか、うちの飼い猫が包丁を研いでいるのだと思ったのです。
「ニャー」と鳴きながら包丁をスッと砥石の上を滑らせます。
何度も鳴きながら包丁を研ぎます。
でもうまく包丁が研げないようです。
わたしはそれを見ながら思います。
「まだコツが掴めていないんだな…」
「しばらく様子を見て、練習させてやろう」
うちの飼い猫は頑張って包丁を研ぎます。
なぜか、腕が三本になっています。
特段、不思議な事だとも思いません。
三本の腕で包丁をしっかりと押さえながら、砥石の上を滑らせます。
結局のところ、包丁は満足に研げませんでした。
何度も飼い猫が鳴いたので、わたしの目がしっかりと覚めてしまったからです。
包丁を研ぐ猫の幻は消えてしまいました。
家の外に行きたかったようです。
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